ブサ猫太郎

キングダム2 遥かなる大地へのブサ猫太郎のレビュー・感想・評価

3.8
成蟜の叛乱を打ち破り玉座に返り咲いた嬴政だが、王宮内では未だに派閥争いが勃発していた。そのような中、魏国の秦国への進軍が報告される。魏国を率いるはかつて秦国六大将軍と肩を並べた魏火龍七師が一人、知略の呉慶。対する秦国の総大将は本能のまま戦に望む麃公。両軍は蛇甘平原で激突しようとしていた。信は歩兵として武功を挙げようとするも、同郷の尾平と尾藤、伍長として頼りない澤圭そして愛想の悪い羌瘣と5人組を組まされてしまう。先行きが不安になる伍にあって信は生き残ることができるのか!?

戦の迫力、緊迫感が画面越しから伝わってくる!前作は少数精鋭の戦い。信や楊端和、バジオウなど一人一人のアクションがしっかりと描かれていた印象。しかし、今回は大乱戦!!メインキャラクター以外の兵士たちも必死になって戦っていて圧が強い。開戦前の整列した軍隊を見ただけで鳥肌が立つ。

信にとって初めての戦。最初の突撃シーンや戦車隊を迎え撃つシーンだと王騎将軍の言う通り息巻いている感じが強かった。そこから麃公将軍の戦いを通して落ち着いた印象になった。大将軍に向けて一歩づつ前身しているのがいい!!
信以外にも尾平や羌瘣が戦の中で変化した様子が描かれており、原作にはない面白さがあった。

来年2023年は映画続編だけでなく舞台化もあってキングダムがめちゃくちゃ楽しみ!!