およそ真逆の人生を歩んできた出会うはずのない2人が、病院で同室になり、友情を結び余命6ヶ月を前に『死ぬまでにやりたいことリスト』を作り、病室を飛び出して叶える旅に出る爽やかなハートフルヒューマンドラマ。
実業家で大富豪のエドワードと、町の自動車整備士のカーター。
莫大な富や地位は築いたものの、家庭を顧みず4度の離婚で見舞いは秘書だけのエドワード。
温かい家庭を築いたものの、妻や子供のために自分の夢を追いかけることを諦めたカーター。
幸せの形は色々だし、完璧な人生なんてない。
2人ともそれぞれに、確かに幸せなんだけど、寂しさの影を抱えている。
それが大人なんだなと思ったり。
それが人生なんだなと思ったり。
最初は相性が合うわけないと思ってた2人が、段々と友情を育んでいく様子は観ていて心地よかったです。
そして、2人の作った『死ぬまでにやりたいことリスト』。
「荘厳な景色を見る」
「涙が出るほど笑う」
「スカイダイビングをする」
「エベレストに登頂する」
「世界一の美女にキスをする」etc…
全部叶うのかな?具体的じゃないのはどうやって叶うのかな?と、ワクワクしながら楽しめました。
しかし、確実に余命宣告の日は近づいてきて、死が迫ってくる。
「世界一の美女にキスをする」はネタだと思って油断してただけに、感動でした。
誰にでも死は必ずやってくる。
ラストまで驚きもあり、「色々あったけど、最高の人生だった」と思えるように、今を大切にしようと思える優しい感動に包まれる作品でした。
歳を重ねたら感じること違ってくると思うので、またいつか観たいなぁと思います。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの名優共演で、どちらもさすがの素晴らしい演技でした。
★人生をビジネスに捧げて成功を収めた大富豪エドワードと、家族のために地道にコツコツ真面目に働いてきたカーターは、入院してたまたま相部屋になった。
初めは相容れない2人だったが、症状が進むにつれ気遣いあったりしていく中で、少しずつお互いのことを話し合い、友情が芽生える。
共に余命は6か月。カーターは学生時代に教わった『バケットリスト(棺桶リスト=『死ぬまでにやりたいことリスト』)』を作り始める。
それを見つけたエドワードは、自分の分もリストに付け加え、2人で残りの時間でやりたいことをすべてやり尽くそうと決心。
病院を脱け出し、2人は様々なやりたいことを叶えに行く冒険に出るが、、。