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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのhiroyokoのレビュー・感想・評価

4.5
アニメ表現、いや映像表現をまた一歩押し進めてる!凄い!
視覚の情報量が、凄まじく、脳の処理速度が全く追いつかない。だけど、それが、また気持ち良い。前回以上のスパイダーマンがスパイダーマンたる魅力がこれでもかと、叩きつけられる。
スパイダーマンが宿命的に持つ、大切なヒトの喪失の物語。それを乗り越えるヒーロー像。マルチバースという文脈で、それが様々な可能性を提示する。大切なヒトを救えたら。。ソコにメタな視点での責任が示唆される。その責任さえ越えようとするマイルス。熱い!この物語の終着は、何処に辿り着くのか。とても楽しみ。
重いテーマだが、アクション映画として最高!冒頭のシーケンスだけで、いきなり凄い。全編、スパイダーマンたる、飛翔感、浮遊感の表現が素晴らしい。描かれる絵がまたイイ。見惚れてしまうシーンが数えきれない。イメージボードがそのまま動くような、驚異的な作画レベル。
ポップアートのひとつの到達点。
完全に期待値を超えた。
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