TVアニメ版1期、2期を観賞してからこの作品の世界観にはまり、普段マンガを読まないのですが、原作を電子書籍で全巻揃え、何回も読み直していました。
そして待ちに待った今作。TV版では描かれなかった原作の最終決戦をメインに、科学者オチアイの暴走や谷風とつむぎの恋の行方を追っています。
片や身長15m以上もある謎の地球外生命体と人間のハーフの子。片や不死のエースパイロット。そんな恋の行く末を誰が気にするねん！ と、気持ち悪がられる方もいらっしゃると思いますが、作品をずっと追いかけていると、意外とそんな異質な恋も応援したくなるものですから、人の恋愛観というのは不思議なものです。
作品の感想といたしましては、谷風の顔がTV版と比べ男前になり過ぎていた違和感と、全体的に設定や心情を説明し過ぎている脚本が気になったところ以外は、壮大な物語をコンパクトにまとめられていて良かったと思います。
特に良かったのはやはりバトルシーン。緻密に構成された3DCGならではの戦闘シーンは臨場感が溢れ、さすがはポリゴン・ピクチュアズクオリティ。1期、2期と同じように物語の冒頭が仮想訓練装置での戦闘シーンだったのは最高ですね。この憎い演出には思わずニンマリしてしまいました。
それでなんと言っても音響がたまらない！ やはり映画館で観て良かったです。あの独特な機械音を轟かせる戦闘シーンをDolby Atmosで体感できて本当に幸せでした。
