GaPTooth

駆潜艇PC-1168のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

駆潜艇PC-1168(1951年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

原題:Youre in the Navy Now

これはコメディだな。
シチュエーション・コメディヾ(≧∀≦*)ノ〃

NAVY DEPARTMENT 海軍省
試験調査部門司令官L.E.テナント提督

戦争には装備、機械、人員の試験が繰り返される。原子爆弾からピクルスの保存方法に至るまであらゆることに対する調査が行われる。
第2次世界大戦初期に海軍が行った試験の1つに『XP11204(PC-1168/高速蒸気エンジン)』がある。

海兵でも無く、艦上経験の無い全くの素人であるジョン・W・ハークネス大尉が艦長として"試験"を任されちゃうっていう無茶な設定。(ミッドウェイ海戦に人員が取られていたとしても現実には有り得ない)
3ヶ月程度の訓練で何ができると言うのだろうか?!艦のことは何も知らないのに。
さらに、甲板長以外は今回が初めての着任(笑)水兵に至っては民間人だというから、お先真っ暗(笑)

案の定、漂流しそうになったりして"試験"は失敗続きで艦上から降りられず休暇も与えられない。船員同士の諍いもあり、士気は下がる一方。

休暇願いに司令官であるエリオット大佐を訪ねたハークネスの前に現れたのは妻のエリー?!いつの間にかエリーは大佐の秘書になっていた(笑)

2ヶ月ぶりの休暇を与えられても半数は艦に残るし、皆が早目に帰艦してくる。

レイノルズ中佐からの命令書が届く。「今度こそ成功させるように」というメッセージ付で(笑)

何とか士気をあげるために、基地が出場者を募集している"船員基金のためのボクシング"にPC-1168の誰かを出場させようという話になり、機関室で4人を殴って1人を病院送りにしたワシレフスキーに白羽の矢が立つ。

ワシレフスキーへのボクシング・レッスンは加熱(笑)
艦上に縄でリングを作って、皆で楽しむ(笑)
なーんか勝てそうじゃんってなったから、賭けちゃおうか?!良んじゃね?!なんてバカも現れる。で、ハークネスも乗せられる。

勝つことを前提に金の勘定に勤しむ船員たち。次の試運転の日が決まり、ナント!ワシレフスキーの試合と被っちゃった(笑)
ワシレフスキーが出場できなければ賭けには勝てない!どーする?

策を巡らせてズルをして成功させた代償なのか?!ワシレフスキーが仕事中に肋骨骨折の大怪我。入院し絶対安静に。
結局、身代わりで出場したPC-1168代表はボクシング大会優勝( ノ^ω^)ノ

エリオット大佐の視察中の艦内は冷や汗もの(笑)
スロットルが凍りついているために減速できん(笑)艦上はてんやわんやの大騒ぎ(笑)
テナント提督が乗船しとるから事故など言語道断だもんね(笑)

母艦に激突し🔥炎上🔥

ハークネスは聴聞会に出廷する。
てっきり処分されると思いきや、試運転での努力と適応能力が評価されたようで、長官からの推薦状が手渡された。

そしてPC-1168は今日も意気揚々と出港する。
高速蒸気エンジンからディーゼル・エンジンに変わった以外は何も変わらずに(笑)
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