イベリー子豚

シュシュシュの娘のイベリー子豚のレビュー・感想・評価

シュシュシュの娘(2021年製作の映画)
4.6
主人公が○○という
ネタバレせずにこの映画の魅力をお伝えするのが
非常に難しいので
僕の好きな映画の条件を考えてみました。


①女の子がエロ…魅力的
(おっぱいとか濡れ場関係なく)

②不親切さ(説明の少なさ、リスニング難易度な小声キャラなど)

③セリフが尖ってて活きがいい(城定さん、今泉さん、小林さん、坂元さん、バカリズム、昔のクドカン)

④映像にこだわりと挑戦を感じる
(FPS、ワンカット、ヒキの固定、俯瞰視線、とにかくキレイ・新感覚)

⑤音楽がキッレキレ(ラ・ラ・ランド、サマーウォーズ、恋は雨上がりのように、君の名は。、グレイテスト・ショーマン)

⑥気持ちのイイ伏線回収、別作品とのリンク、大どんでん返し、秀逸なタイトルなどのダンチな発想
(パラサイト、カメ止め、マーベル全般、タランティーノ作品)

⑦とにかくアツい!作り手のパッションがバチボコ!
(音楽、怒りのデスロード、初恋、あゝ荒野)

みたいな感じです。

つまりこの映画は
お久しぶりで表情が死んでる福田沙紀が
めちゃ可愛いくて
まさかの宇野祥平が全然何言ってるかわかんなくて
会話はひたすら低温シュール。
要所要所で80'sテクノがブレイクするような
カーセックスとか市役所とか
田舎の地方都市あるあるの詰まった
最高にミニシアターな作品でした。

自主映画で予算が少なくとも面白い作品は
絶対に作れる!という気概がクライマックスに
迸りまくっておりました。

ミニシアターの、クラファンの底力、
出来れば前情報0で観て欲しいですね。