KUJIRA

失われたアトランティス大陸を求めてのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

アトランティスの場所を探す旅。
地中海や大西洋の島々、スペイン内陸部の遺跡を巡る。

プラトンの記述を部分的に拾って、特徴が当てはまると興奮する。
しかし、一致しない部分もある。
途中から、アトランティスの子孫が築いた文明だ、と路線変更。

遺跡群は、とても興味深い。

石を積み上げた遺構は、芸術的。
堀を巡らした城みたいな建物跡は、ずっと見ていられる。

3千年以上前に耐震構造の三階建ての建造物を水洗トイレ付きで建てる技術。
水洗トイレは、ローマ辺りから途切れて、近代まで無かった。

苦痛だったのは、海洋調査。
わざわざ尺を取るのに、何も収穫無し。
終盤で漸く見つけた物が、船の錨。
石に穴が空いているだけで、錨と断言するが素人には全く理解出来ない。
それは良いとしても、錨があったから何なのか、と言う事。
何の証拠にもならないと思うのだが、捜索隊は大興奮。
この辺りで異常な眠気に襲われた。

「ヘラクレスの柱」とやらが、海峡だとする根拠がよく分からなかった。

地中海か大西洋かと言う話だったが、地中海であれば、大陸と呼べる程の大きさでは無いだろう。
そもそも、大陸の定義は近代に定まったのだろうから、アトランティスが大陸かどうかを持ち出すのがナンセンスなのかもしれない。

「アトランティス大陸」では無く、「アトランティス島」と言う呼称にした方が良いのでは。まさか、大陸なんて言っているのは日本だけだったりしないか。
調べたら、巨大な島だと書いてあった。
ダサい邦題を付けられた様な気分だ。

ジェームズ キャメロンは必要だったのか疑問。
終始気怠い雰囲気で、見ていて気持ちの良いものでは無い。
浮かれて報告する実働部隊に、「どうかな」と水を差す。
一番酷いのは、「僕はもう眠い」
全くやる気が感じられない。
KUJIRA

KUJIRA