KUJIRA

メアリと魔女の花のKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

たまたま時間キッカリのタイミングで帰って来たので観てやった。
恩着せがましい言い方になるのも理由がある。
やっぱり観るんじゃなかった。評価が低いのも納得。

面白いと感じる事が一瞬たりとも無い。
奥行きの無いペラペラの世界観。
感情移入不可の魅力無しなキャラクター達。
流れと言うものが全く無いストーリー。

まず世界観から。
現代なのか中世なのか。
何とも中途半端。
適当に作ったのかと思わずにいられない。

急にホウキが出て来て、魔女の宅急便。
嵐の向こうに別世界、天空の城ラピュタ。
変なキャラがワチャワチャ、千と千尋の神隠し。

魔法大学の摩訶不思議な世界。
ここでワクワク感ゼロなのが致命的。
そこに息づいていると思えない変な生き物達の展覧会。
興味も湧かないし可愛くも無い。


掘り下げるシーンが一つも無いキャラ達。
仕事が遅くなる以外の説明が無い父親。
全く出て来ない母親。
おばさんとは仲が良いのか悪いのか。
物語上全く必要の無い庭師とお手伝いさん。
校長とドクターが性格変わってしまう程追い求めた実験で何を達成したかったのか。
ホウキを持って来るだけの佐藤二朗。
ただイケメンなだけのピーター。

キャストに声優が1人もいない。
稼ぎの少ない声優を締め出すのは如何なものか。
その割に、実写と同じ演技をする人がいるから、違和感が拭えない上に聞き取り辛い。


序盤の、何やっても失敗するメアリーの件はセンスが無さ過ぎて、見るのが苦痛。

急に現れるイケメンと何故かケンカする、お約束の展開。

初めて合った猫にノコノコついていく人がいるとは思えない。
猫が花に案内した理由が謎。
この時に相方、もしくはピーターが捕まっているなら分かるが。
良い使い魔だ、とセリフで煽るが、あの猫が使い魔かどうか一才触れない。
何なら使い魔自体一切出て来ない。

花のせいで魔力発動。
これは分かる。
ホウキが乗り物として機能するのもアリ。
何で魔法大学に飛んで行ったのか理解不能。

セキュリティゼロの大学。

凄い魔女が急に現れる、訳無いでしょ。
魔法業界狭そうだし。

何でも失敗、から何でも成功。
こちらも驚く程チープ。

調子に乗る。
嘘をつく。
急に正直になる。
その後、勇者として覚醒する。

同じ人物とは思えない。
無理があろう。

おばさんが、実は魔女でした。
校長を撃退するぐらいの見せ場があっても良いのでは。

校長とドクターの実験でどんな危機があるのか伝わって来ないから、ハラハラしない。

ピーターを助けに行って魔法が切れる。
結構絶望的なのに、何とかなるんでしょ、としか思わない。

魔力無いのにホウキは元気。
状況が掴めない。

実験失敗の流れから、校長やドクターがストーリー上置き去り。


この話が終わって、それで?
メアリーは何やってもダメから脱却出来たのだろうか。
ピーターとはお友達?恋愛感情は?
大学はどうなるのか。
おばさんは校長達と和解するのだろうか。


アニメーションは割と良かった。
KUJIRA

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