のんは、ほぼ全編に渡ってアップだつたり、映りっぱなしなのに、それに耐えられることに感激した。
どこまでフォトジェニックなんだ。そして監督が同性であることにも。男性の監督が女優に惚れこんだ前例は数あれど、これは違う。どこまでキュートに描いてるんだ。
そして頭の中はネガティヴで時に怒りが爆発しそうになるところにも驚いた。実は熱演。
心の声はブラックなので、あざとくもない。これは監督の前作『勝手にふるえてろ』と同じだ。大九監督は「こじらせ」の描きかたが本当に巧い。
ただ、のんに濡れ場は無理だったのか、事務所が止めたのか。