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私をくいとめてのyuiのネタバレレビュー・内容・結末

私をくいとめて(2020年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

勝手にふるえてろ と原作も監督も同じとは!
見てから知ってびっくり。でも雰囲気は似てる。

おひとりさまライフを30まで満喫しすぎて、頭の中に相談役のAが生まれ、1人で喋りながら何不自由ないストレスフリー生活を送っていくほのぼのコミカル系…かと思いきや、結構現実的だった。

・30を迎え、今更気になる相手ができても、距離の取り方がわからない。相手とどうこうなるモチベがない。「好きだけど、伝えるだけの情熱がない」。
・親友はイタリアにいて結婚もしている。自分とは違う世界に行ってしまって自分だけが取り残されたような感覚。遊びに来てと誘われても、なんとなく顔を見れず、断ってしまう。おめでとうと心から言えない気持ち。

分かるな〜という共感の嵐。
そして、みつこが周りで起こる様々な現実を悟りながら、冷静に飄々と生きているように見えて、腹の中から理不尽に感じてることが際限なく溢れてくる、緩急がよかった。

「人といるには努力が必要」。確かに気を遣ったり遣われたり面倒なんたけど、人といないと感じられない気持ちもある。最後、人と関わる息苦しさを吐きまくって多田くんの元へ戻った後のやり取りが大好き!
「黒田さん」
「ん?」」
「すごく、好きです」
「(笑う)」
「…なんだよ(照)」
ここ、人と関わることの幸せを感じられたようなみつこの表情にも、多田くんの可愛さと真面目さにもきゅんきゅんする…!


あと個人的に、のんと橋本愛の親友役としての共演は最高!あまちゃんの時からお互い演技力パワーアップしてる!
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