磨

ビューティフル ドリーマーの磨のレビュー・感想・評価

3.2
本広克行、押井守、上田慎一郎らの実力監督が新たに作った新レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」
”映画のもっと自由に”との趣旨のもと製作された第1弾作品。押井守の脚本を原案に、本広監督で映画化。
このタイトルを聞いてギレルモ・デル・トロも愛す、かの有名アニメの劇場版サブタイトルが思い浮かんだけど、やはり押井先生作品だった。シュールかつ大胆にその作品ネタをぶち込んでくるので笑える。

映画製作とは無縁の美大の映画研究会のメンバー6人が、あるキッカケから映画製作をする物語。
なぜか著名なキャストが次々に出演してくれるし、思いつきで始めた割にはやたらと手際が良いなど気になる事も多いけど、題材の優秀さも相まって中盤まではなかなか面白かった。

セリフの半分以上はキャスト陣のアドリブで構成されているとの事。とても自由で結構なのだけど、自由すぎるのも問題なのは福田雄一作品にアレルギーのある方にはわかっていただけると思う(笑)

小川紗良という一見ガッキーのようなキレイな女優を見つける事ができた。彼女は本当に映画監督もやっているようです。
磨