松原慶太

暗闇でドッキリの松原慶太のレビュー・感想・評価

暗闇でドッキリ(1964年製作の映画)
3.6
ブレイク・エドワーズ監督、ピーター・セラーズ主演のピンクパンサーシリーズ第2弾。

同シリーズは製作順にしるすと以下のようになります。
・ピンクの豹(1963年)
・暗闇でドッキリ(1964年)
・ピンク・パンサー2(1975年)
・ピンク・パンサー3(1976年)
・ピンク・パンサー4(1978年)
*これ以降のシリーズはピーターセラーズ死後のものなので割愛。

本作はナンバリングこそされていませんが(発表当時はスピンオフの想定だった)実質上の第2作であるとともに、ピーター・セラーズが主役となり、シリーズのフォーマットも定まった記念すべき作品となります。

ストーリーの基本は、パリ警視庁きってのおバカ警部クルーゾーが、とんちんかんな捜査ながらも、なぜか事件の真相に迫っていく、というパターン。

クルーゾーのおかげで気が変になってしまう上司役のドレフュス、クルーゾーの帰宅時にいつもカンフーで襲いかかってくる使用人のケイトー、などがレギュラーメンバー。

このピンクパンサーシリーズは、マイク・マイヤーズの「オースティン・パワーズ」や、ローワン・アトキンソンの「ジョニー・イングリッシュ」、スティーブ・マーティンのリメイク版「ピンクパンサー」などなど... 数々のコメディの元ネタであるとともに、僕らに身近なところではドリフのコントにも大きな影響(というかパクリ)を与えております(そういう意味ではこすられまくったギャグが多く、いまの観客が腹を抱えて笑うのは難しいかもしれません)。
松原慶太

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