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ザ・フラッシュのliamのレビュー・感想・評価

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
3.8

監督は「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」のアンディ・ムスキエティ。出演は「ウェルカム トゥ ダリ」のエズラ・ミラー、「アムステルダム」のマイケル・シャノン、「僕を育ててくれたテンダー・バー」のロン・リビングストン、サッシャ・カジェなど。

地上最速のヒーロー、フラッシュことバリー・アレンは、そのスピードで時間をも超越し、幼いころに亡くした母と無実の罪を着せられた父を救おうと、過去にさかのぼって歴史を改変してしまう。そして、バリーと母と父が家族3人で幸せに暮らす世界にたどり着くが、その世界にはスーパーマンやワンダーウーマン、アクアマンは存在せず、バットマンは全くの別人になっていた。さらに、かつてスーパーマンが倒したはずのゾッド将軍が大軍を率いて襲来し、地球植民地化を始めたことから、フラッシュは別人のバットマンや女性ヒーローのスーパーガールとともに世界を元に戻し、人々を救おうとするが。

DCEUの第12作品目。
DC作品にはいつも期待を裏切られているけど、これはかなり面白かった。

コメディ要素もありこの作品だけで充分楽しめる内容になっている。
また家族愛も表されている作品になっていて、全体的にバランスの良い内容になっている。

DC版マルチユニバース作品になっていて、ついにDCも手を出した感じなんだけど、上手くまとまっていた。
過去にバッドマンを演じた、マイケル・キートンまで登場したのは驚いた。
スパイダーマンがキッカケになったのかな。
過去作のオマージュも豊富で、そういったものを確認するだけでも面白い。

過去に何度戻っても結末が変わらないのはかなり苦しい展開だが、それをきっかけにプラスに働いたラストは良かった。

ただかなり面白かったんだけど、CGの歪さみたいなのは相変わらず。もう少しどうにかして欲しい気持ちがある。

最後はジョージ・クルーニーが登場し、今後を期待させる展開。だがどうなるか想像ができない。笑

今後に期待が持てた映画。
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