イベリー子豚

キャッシュトラックのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

キャッシュトラック(2021年製作の映画)
3.8
笑い所、オシャレ感は封印。
悪人全殺しバトルロイヤル。


イメージ的には
『ダイ・ハード3』×『闇金ウシジマくん』の
韓国ノワール味。


ガイ・リッチー監督お得意の
時系列を使ったサスペンス要素、激渋オジサンしか
出てこない展開はシビレます。

チャプター振りも見事で
ラストの字面の破壊力たるや……。
やはりプリウスは悪の象徴。
ガルシア先生は贅沢遣い。

ただ僕の好みは
『ジェントルメン』や『シャーロック・ホームズ』
みたいなエンタメ活劇なので少し残念。


あと序盤の警備会社連中とのウェルカムシーンは
「手がデカイからお前の○○は握ったら隠れちゃうぜ?」
「(ビリヤードは)穴に挿れるゲームだぜ?」
などとゴッドタン以外、地上波では
コンプライアンス規制対象になる表現が続くので
おフェミの方はご注意です。


とは言え
久しぶりにジョシユ・ハートネットも拝める
チャンスですし、ストーリーも
中弛みも過剰な説明もなくとても面白いです。

まさかの冒頭のワンカット長回しから
仕掛けは始まっているので気を抜かずにご鑑賞ください。