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ヒュービーのハロウィーンのRのネタバレレビュー・内容・結末

ヒュービーのハロウィーン(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2020年のアメリカの作品。

監督は「アダム・サンドラーの100%フレッシュ」のスティーブン・プリル。

あらすじ

マサチューセッツ州セイラム、デリカテッセンの店員ヒュービー・デュボワ(アダム・サンドラー「アンカット・ダイアモンド」)は町1番のハロウィン好きでハロウィンの日にはパトロールと称して町中を駆け回っていた。そんなハロウィンを目前に控えた10月29日、精神病院から凶悪犯リッチー・ハートマンが脱走してしまう。

Netflix独占配信作品でハロウィン真っ只中で面白そうだったので。

アダム・サンドラーは個人的には近年結構注目していて、まだ観てないけど同じく独占配信作品の「アンカット・ダイアモンド」も好調なようで。

そんな本作は、まさにサンドラーらしいコメディ色強めな一本。

お話は上記の通りで、全体的な作りはコメディなんだけど、ハロウィンらしく所々ホラー描写あり、ミステリーあり、サスペンスありの多用的な側面を見せる。

そんな今作でサンドラーが演じるヒュービーなんだけど、どうやら町中から馬鹿にされてる奴なんだけど、この馬鹿にされ具合がちょっとどうかってくらい酷い。

自転車で町中をパトロールすれば、卵やらなんやら投げられるし、ハロウィン好きなのに超がつくほどビビリなヒュービーに対して客やらバイトの小僧に悪質なイタズラをされて脅かされたりする始末。

1番笑ったのは課外学習に来た子どもたちのためにお手製のクロスワードパズルを何十枚も印刷して持ってきたのに次の瞬間にゴミ箱にINされちゃうシーンは酷すぎて吹いた。

ヒュービー自身はそのいじめに対して、ほとんどダメージを受けてないから観る側も観てられるんだけど、人によってはここら辺のしつこい描写で嫌になっちゃう人がいるかも、そんくらい馬鹿にされてる。

そんな町セイラムで今年も開催される来るべきハロウィンなんだけど、お話の筋としては脱走犯ハートマンの所在、ヒュービーの隣に越してきた謎のお隣さんウォルター(スティーブ・ブシェミ「デッド・ドント・ダイ」)が狼男かもしれない問題、そしてヒュービーをいじめていた奴らが次々に行方不明になってしまう事件、この3つの事件が絡み合いながら進行していく。

そして、その三つの事件に自分からパトロールと称して突っ込んでいくヒュービー!

まぁ今作はあくまでもコメディなので、「ヒューマン・キャッチャー」や「ハロウィン」シリーズなどを彷彿とするジャンル映画的な描写はあれど、それをパロディ化して笑いに転じて見られる作り。

面白いのはヒュービーが愛用しているオレンジ色の魔法瓶なんだけど、これが本当に魔法の瓶でスコップになったり、フックになったり、ミキサーになったり、傘になったりと万能過ぎる!!

ラストで明らかになる黒幕はちょっとびっくりしたけど、この黒幕のおかげでヒュービーも認められて、なんと市長に成り上がって、彼女と子どもたちもゲットしてめでたしめでたしは全て万々歳の力技で押し込む感じがすごい。

エンドロールのサンドラーのびっくり顔シーンの詰め合わせからも知能指数低いお笑い感が出て、ちょっとサンドラー映画のの悪い側面が出ちゃってるけど、ハロウィンの雰囲気感も良くて、まあまあ楽しく観れました。

あと、Mr.悪徳警官レイ・リオッタ(「マリッジ・ストーリー」)が出てて、なんとカラフルなアフロ姿も拝める!!あぁ、この人ってこういうコメディな役も出来るんだな笑
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