YellTao

ノクターンのYellTaoのレビュー・感想・評価

ノクターン(2020年製作の映画)
3.5
ピアニストを志す高校生のジュリエットは、自殺した生徒が遺した不気味なノートを拾う。

"将来"が間近に迫った時、夢を追う若者にとっては恐怖であろうものを観せられる。
そこを通過した大人たちの意味するとこは良かったし、瀬戸際に立たされている"18"という頃に吐きかけられる
「自転車に乗れない頃から舞台に立っている」という言葉は致命傷になり得る凶器だ。

秀逸なタイトルがど直球に向かうラストは乱暴で、ちょいありきたり。
OP7分までの流れが良かっただけに、先を行ったモイラを利用するジュリエットの成長譚だったなら、めちゃくちゃ好物になったのになー。
YellTao

YellTao