鎌谷ミキ

妖怪大戦争 ガーディアンズの鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

4.0
【三池崇史によるピンポイントの客層に向けた優しい物語】

公開初日に行ってきました。最近映画館に通ってるの?ぐらいの頻度になってて、映画という娯楽は大事だなと感じます。

まぁ、これからいろんなレビュー出てくるでしょうが、メイン回8割埋めるような子どもにとっての注目作。さらに、大戦争なんてタイトルからは予想しない展開になる、三池監督流の(本当の)子ども映画になっていました。そう、泣かされるなんて聞いてないぞ!!

まず、神木隆之介くんの前作は観れるなら見ときましょう。リアクションが増えます。さらに、前作のことは設定以外忘れましょう。この2点はさらに楽しむために大事かもね。勿論、観なくても本作設定ならいける(疑問は疑問のままでもね)

長男直撃世代の『仮面ライダービルド』のクローズだった赤楚衛二くんの天邪鬼が重要な役どころ。このチョイスは粋だと思いました。大体主人公と同じ年頃の子は、特撮ハマってたらビルドぐらいですからね。それも友情かぁ…

ざっくりいえば、家族の話でもあるんです。勿論、妖怪大集合してお祭り騒ぎで楽しいんですけど、前作との設定の違いがこんなにも違う印象を与えるんだなぁと。とにかくやられたって感じです(そこに焦点当てた故に、前作と違う方向性に戸惑うのも理解します)

予想外。たぶん、三池監督はそこが狙いでしょ?じゃないと再び「何観てんの私は?」にはならないしね(笑)

妖怪(小豆洗いな岡村さんを探せ)を楽しむもよし、子役の演技力(寺田心くんもスゴいけど、私は猪俣怜生くんの弟のピュアさを推すな)を堪能するのもよし。いい夏休み映画だと思います。監督ファンは童心に返って観て!

*相変わらずワイスピと竜そばの集客力凄かった。パンフは値段にしてはかなり詳しく妖怪のことが載ってるので、長男とワクワクして見た。肝心なこといってなかった。長男は面白かったみたいです。とあるシーンで泣きそうになったと。これ、映画観た醍醐味ですよ。続き↓
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