わたもち

きまじめ楽隊のぼんやり戦争のわたもちのレビュー・感想・評価

3.0
ワクチン接種3回目翌日ということで副反応に備えて有給取って微熱と上腕痛に苛まれながら鑑賞。

敵が誰かもどんな人たちかも分からない、でもとりあえず長い物には巻かれろ的な感じで隣町と戦争を繰り広げる人々のお話。

シュールで風刺的な世界観、敢えての棒読み&無感情を徹底した演技、面白い設定だとは思います。
最近色んな映画やドラマによく出てくる非主演顔の前原滉さんを主演に据えているのも余計な感情抜きでフラットに物語を観れるようにするための配役なのかな?と思ったり(前原さん非主演顔ですが結構好きです。)

ただ、冗長に感じた。105分とそこそこ短尺なのも基準で観てみたが体感2.5時間くらいで正直中弛みもあって終盤結構しんどかった。この内容ならもう少しキュッとコンパクトに絞った方がメッセージ性も余韻も残ったんじゃないのかなあ…という印象。

戦争や差別偏見はこういうところからも簡単に生じてしまう。友達から直接会ったこともない人の悪口を聞いてそれを鵜呑みにしてしまったり。スケールは大小あれど日常に潜んでる。自分はかなり流されやすい(めちゃくちゃ印象操作しやすいカモだと思います🦆)タイプなので気を付けなければ…!

プーチンに観てほしい映画リストの更新が止まらない。

受付の頑なマニュアルおばちゃんが腹立つ(上手い)のと橋本マナミが綺麗だった。


さて、突然ですが今年も1/4が終わりましたので鑑賞124本目を記念して暫定BEST10を発表します!


🏆2022年鑑賞作品BEST10
①『スパイダーマンNWH』
②『コーダ あいのうた』
③『グラディエーター』
④『ザ・バットマン』
⑤『コンフィデンスマンJP 英雄編』
⑥『ゴーストバスターズ アフターライフ』
⑦『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』
⑧『ベルファスト』
⑨『さがす』
⑩『余命10年』

過去に鑑賞したことのある作品の再鑑賞は敢えて低め辛めに評価しているにも関わらず『グラディエーター』はあまりに良かったので3位に入っちゃいました。この大作を大スクリーンで観る機会を与えてくれた、今はなき大津アレックスシネマに感謝です。
わたもち

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