残光に祈りをのめしいらずのレビュー・感想・評価

「死ぬときも、知らないうちに死ねたらいいのに』。震災の、原発事故の生々しい記憶。あの後に増えた疾病。あの時"直ちに人体への影響はない"と何度聞かされただろう。あの後"疾病との直接の因果関係は認められない"と言われた人たちがいて、亡くなった人たちがいる。事故は未だに収束の光が見えて来ず、あの過ちの責任を誰も取っていない。そんなことは打っちゃったまま国策として原発は再稼働に向かい、その技術は海外に売られる。あなたたちの中であの事故のことはもう風化してはいませんか？そう問われていた。