ブタ野郎

ミッドナイト・スカイのブタ野郎のレビュー・感想・評価

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)
3.4
なんだか色々と惜しいというか物足りなさを感じる。

全体的に映像はシャープで宇宙空間と地球のシーンが交互に挟み込まれていて、どちらも同じだけ面白味のあるお話だったのだが、その面白味のクオリティが同じだけの低空飛行で単調。
映像美もあるし宇宙船のデザインもかなり好みで良かっただけにやや残念。
ドラマが色々と散らかっているのは全然良いのだけども、尺の都合もあるのかどれもが半端であんまり感動らしい感動は感じられなかった。ラストの展開というかオーガスティンとアイリスの関係と会話はまじで良すて男泣きって感じなのに、そこに行くまでの感想が薄味過ぎてラストにもっていくまでテンションがあまり上がらない。終わりよければ全て良しは肯定していきたくはあるが、先行きが見えなさ過ぎてモヤモヤする。

あとはマヤが悲しい。ベタではあるけど、乗り切って乗り切って実はっていう展開は良かった。少し驚いたし、そこの展開にいくまでマヤがしっかり好感度高かったので普通に悲しくなった。いい構成だった。

色々とおや?って言う所はいくつもあったけど、個人的にはじじいと女の子のアドベンチャーとか好きなので良かった。もっとそっちの目線でしっかり見たい。

色々と用意されてるドラマがあり、入りと出は良かったけど間が絶妙に抜けていた感じがずっとする。多人数にスポット当てるならもっとそいつに理解の目と感情を合わせられるようにしなければならないのかも。この尺でそれは難しいし、長々と見せられてもこの映画のドラマ自体がありきたりなので面白くはないと思うけど。

普通に見れる映画って感じだった。
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