「精神と時のビーチ」
シャマラン監督最新作。時間の流れが急速に早くなるビーチに来てしまった人達によるサバイバルサスペンス。
これは怖い。いつの間にか6歳が11歳になっている成長もヤバいが、腫瘍持ちが急激に大きくなってたり視力が衰えてピンボケ状態になったりする体の病気の進行も早くなったりする恐怖のがゾクッと来た。傷も治ったりするので腫瘍自体は事なきを得るんだが、その腫瘍のデカさにもビビる。
一番ヤバいと思ったのが、誰と誰とは言わないが、ある人物が妊娠したこと。これを見たときヤッてしまったなコイツらと怒りさえ込み上げたわ。まあちゃんと全員に今起きてる状況を説明してないのも悪いんだけどさあ。
疾患持ちが集まっているってのもあって、なんかオカシイ奴がチラホラいるのも怖さに拍車をかける。なかでもナイフ持ってる医者のジジイがヤバかった。言ってることも意味不明だし、結局コイツは何の病気だったんだ。強迫観念神経症か何かか。その反対に何の罪もない人もいる中で、ドンドン人死んでいくし見てて気持ちの良いものじゃなかったな。
最後は何でこうなったかとか色々伏線回収してスッキリはする。シャマラン特有のドンデン返しっぽい感じではない。ツッコミどころも結構あるのもご愛敬だが、テンポも良くて怖面白かった。
--------ここからネタバレ--------
メッセージに気付くの遅すぎだろ。むしろ最初に気付くべきだろこういうのって。
ドライバーも監視が甘すぎる。あんなとこに息できる穴あるの見落とすか普通。溺死してたら死体が浮かび上がってくるだろうし。
