とみやま

続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画のとみやまのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

サシャ・バロン・コーエンの七変化もすごいけど、モキュメンタリー自体、よくここに行ったなあ、って所ばかりで、とても面白かった。おちょくり方がえげつなくて、とことん相手の本音を引き出していくから、見ていてぎょっとする。どこまでが仕込みで、どこまでが現実なのかぐちゃぐちゃなんだけど、アウトだなっていう場面は、きっと本当なんだろう。トランピストのマスク無し集会での一幕とか、Qアノンとか、南部の集会とか、トランプの顧問弁護士が娘役の女優をセクハラする場面とか、かなりぎょっとした。最後はちょっと良い話になってて、ここまでこんなことしといてどんな気持ちにさせたいんだ…ってなった。

あと、カザフスタンのオープニングが秀逸で面白い。テンポよく、んなわけあるか!っていう馬鹿馬鹿しさと、偏見の過ぎたギャグが良い。
ブラックジョークもキレッキレで、狂気的ですらあって、楽しかった。
とみやま

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