ロン　僕のポンコツ・ボットのＯASISのネタバレレビュー・内容・結末

ちょっとSNSによるイジメが陰湿過ぎて最初は観てられなかった。
主人公は周りからハブられて、同じく疎まれた者と出会って二人が友達になって行くという王道パターンだったが、出だしの時点で結構居心地が悪くてあまり好きではない前半部分だった。

ポンコツのロンを可愛く見せようとする努力は凄まじくて、そのポンコツ加減をほら可愛いでしょ〜と見せつけてくる感じがしつこいくらいだった。
Ａのつく言葉しか知らないし、ネットにもつながってないし、正直そんなロボットは現代においてなんの役にも断たないけれど、インターネットを通してでしか友達を作ろうとせず、それが果たして友達と呼べるのか？という現代的な問いにアナログ的な回答を示していた。

一人に一台デバイスを持つということ、しかもそれが主に子供をターゲットにしているということで個人情報が拡散される恐怖や簡単にネットと繋がれてしまう恐ろしさなんかが描かれていたが、それはもう知ってるからそれ以上の深みが欲しいところではあった。