磨

兎たちの暴走の磨のレビュー・感想・評価

兎たちの暴走(2020年製作の映画)
3.3
中国新進気鋭女性監督、シェン・ユー監督デビュー作品。かつて自分を捨てた母と再会した少女が同級生の誘拐事件を起こした、という実際に起きた事件に着想を得て録りあげたサスペンス。

居場所のない10代の少女たちの物語ー。
何が起こってどうなったか、というよりなぜそうなっていったか‥に重点を置いた作品。
それ自体はよくある手法なのだけど、肝心な部分が全て端折り気味‥。そしてその場面ですら注釈付きという仰天仕様は実に中国っぽい(笑)
インド映画の飲酒・喫煙シーンでもあったけど映画で注釈付きは萎えるなぁ‥。アメリカン・スナイパーのラストに、「こういう人いるので注意しましょう」とか出たら「え?」ってなるじゃん???(ちょっと違う笑)


この日はちょっとした用事で京都に出掛けてて、そのまま帰宅するのも勿体ないのでどうせなら愛知で上映されてない映画観て帰ろうとちょうど良い時間に上映していた本作を選択(名古屋↔︎京都って新幹線で30分ちょいで着いちゃうし、そもそも自宅最寄りの駅から名古屋までより早い笑)

内容はまあまあの及第点だったけど、映画館は◎◎。新しいのは勿論だけど、旧京都中央電話局をリノベーションした建物の地下にあって雰囲気からいい感じだった。
時間があったらまた行きたい映画館です。
磨