kyoko

弱くて強い女たちのkyokoのレビュー・感想・評価

弱くて強い女たち(2020年製作の映画)
4.1
出奔したまま死んだ夫、頑なに離婚しなかった妻、看取った愛人、母親に本音が言えなかった三姉妹。葛藤しながらもそれぞれが家族と己の人生に向き合うという、すこぶるありきたりな話なのに、めちゃくちゃ感動してしまった。

台北土産は決まって明星珈琲館のロシアンマシュマロ(夜中に三姉妹で頬張るシーンがまた良かった!)で、ラブレターの代筆なんかしちゃう芸術家気質だった父親。そのDNAをいちばん受け継いでる長女と、若い頃の母親の顔が絶妙に似ているのがいい。とても巧みなキャスティングだった。

台湾らしいとっても優しい映画。
借りを返したあとのデュエットに泣いた。
ついでにお腹も空いた。小洒落た台北に対して、都会じゃないけど食べ物は断然台南のほうが美味しそう。
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