鎌谷ミキ

DIVOC-12の鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

DIVOC-12(2021年製作の映画)
3.9
【ちょっとずつ増えていたレビュー完成】

"『DIVOC-12』は、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優が継続的に創作活動に取り組めることを目的とした、12人の映画監督と12本の短編からなるオムニバス映画を制作するプロジェクトです。"

今日も今日とてSFショートフィルム。12回楽しめるよ、やったー!U-NEXTさん、一本ずつの配信版助かります🤗

「ユメミの半生」(14分)上田慎一郎監督
とある映画館にて、タイトルままに少年がユメミの"半生"覗いたら…って話。
本作からでしょ、こんなに上田監督見まくってるんだから😆
カメ止めのキャスト好きだな🤣
テイストとしては昔の邦画、画質とか。てか、私何見させられてるんだ🙃ジャンル化不可能。映画好きが作った作品だなぁ、そうか上田監督ってそういう作風だもんね😙塚本晋也監督!
本作だけ☆4以上のクオリティ。流石短編慣れてる!

「睡眠倶楽部のすすめ」(11分)加藤拓人監督
いろんなことから離れて快眠ができるようにする施設に入っている主人公(前田敦子さん)どうしてここに入っているのでしょう?
詩的な作品です。全体的に静か。雰囲気で味わう。あっちゃんは儚い表情も素晴らしい。私ファンじゃないのに、気になる女優さんになっちゃってます。

「YEN」(11分)山嵜晋平監督
人に値段をつけたい高校生二人組。そこには昔の嫌な思い出から、その衝動を突き動かしているのだった。
ポラロイド写真とマステ。壁がポップになるね。
本作では名バイプレイヤー渋川清彦さんが。

「海にそらごと」(11分)齋藤栄美監督
割と正統派な邦画短編。
主人公の少年が生まれてから一度も会っていない母親を訪ねて行ったら、スナックのママだったという、シンプルな話。それ故に、セリフや心境がよくわかるカット割りが見事だと思った。
母親を中村ゆりさんがしっかり演じてるのとか観てると、この長編観たくなるな。女性監督応援隊!

「よろこびのうた Old to joy」(11分)三島有紀子監督
富司純子さん&藤原季節くんというキャストにしては、パンチが弱いというか…何が起こってるのか11分なのにわからなかった…私の理解力不足なのか、説明不足なのか…第九を使った魅せ方はお見事でした。

「あこがれマガジン」(10分)エバンズ未夜子監督
世にも奇妙な物語チックな話だね。アイドルの世界を追体験するような感じかな。不思議な映像でなかなか魅力的。
スゴい!19歳の監督、応援したい!!!

「魔女のミーナ」(11分)ふくだみゆき監督
こんな今だから、明るい作風見たかったのかも!
ファンタジーミュージカル。短編じゃなく、長編でやってほしいぐらい少女の安藤ニコさん、歌も素敵だった。イギリスの見習い魔女ニーナが日本にやってくる話。いいよ。

「流民」(11分)志自岐希生監督
いきなり今までと違う雰囲気。ホテルに泊まりに来た女。「部屋は全部一緒だよ」さて、意図することは?石橋静河さんの佇まいがいい。自分の部屋を探すために覗いた"社会"が見える…
なかなか面白い作品でした。

「タイフーン」(11分)林田浩川監督
時計にまつわる物語。窪塚洋介くんって最初気付かなかったよ…馴染みすぎてて。
今までの中でものすごくシンプルな話だから、雰囲気を味わう感じだね。
主人公は今、何を思う。

「ココ」(11分):廣賢一郎監督
短いながらに、メッセージ性の高い作品でした。"言葉"がテーマ。もし、言葉がなかったら…
思いがけない妊娠に揺れるカップル。彼らが選んだ選択は?ラストが切ない。
渡辺いっけいさんがお父さんで出てます。

「名もなき一篇・アンナ」(11分)藤井道人監督
横浜流星主演作。正統派なラブストーリーですね。デートムービー。そして、明日へのメッセージ。素敵でした。

「死霊軍団 怒りのDIY」(11分)中元雄監督
清野菜名さんのアクション堪能できるけど、苦手なゾンビホラーだった…だから最後。
さいとう…スベってるらしいけど、高橋文哉くんこの前仮面ライダーゼロワンにして、アルトだったんだからそりゃスベるよ(失礼)これ、ワザと本人言わせてるよね(笑)
鎌谷ミキ

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