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Helplessのstのレビュー・感想・評価

Helpless(1996年製作の映画)
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この時代の北九州のチンピラって本当こんな感じなんだろうな。手より先に脚が出る。むしろ脚しか出ないし、何なら片腕なくなってる。『ユリイカ』で役所広司の斉藤陽一郎への殴りかかり方も見て思ったけど、青山真治の暴力の扱い(演出)ってもしかしてちょっとふざけてるところあります? 浅野忠信がカフェで暴れる所とかは店員(諏訪太朗)が"過剰"にしゃしゃり出て"過剰"な唸り声を上げてる。斉藤陽一郎はと言えば"過剰"にボコられる(が、真横からのショットは明らかにエアー暴力であるのが丸わかりで笑った)。どこまで自覚的なのか・・・それと過剰な「残忍さ」とはまた違う印象なんですよね。あ、浅野忠信はめっちゃ良いです。喫茶店でナポリタンとコーラ頼みたい。
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