Helplessの作品情報・感想・評価

「Helpless」に投稿された感想・評価

c

cの感想・評価

3.0
フィルム繋いで映写機回して朝試写。
この時点でだいぶ達成感あるし、別に面白くなくてもいいって思いながら見てしまう。

夏がむくっとたちあがり、男の匂いがした。暑くて曖昧な思考になりそうな中に潜むのは、冷たくて熱い狂気。同じところをぐるぐると回っているような感覚。海のない街の夏、僕らはいったい何者?
まさみ

まさみの感想・評価

1.1
わけがわからへん終始頭に?が浮かんでた。邦画の嫌いなとこ詰め合わせにしか思えへん
さっぱり理解できひんけどレビューわりと高めやねんなぁ〜〜シンプルに私には合わなかったということでしょう、
某映画でも思ったけどほんま価値観はいろいろやで…
暴力が行き交っているのに感情は確実に抑え込まれてる。
そんな狂気に溢れすぎた世界の中で何かしら皆んな欠陥を抱えているが、空気の読めない秋彦が冷静な目線をあたえてくれる。
そしてその秋彦が現れるトンネルのシーンがいい。
暗闇から明らかな狂人の登場っぽい演出で光の当たる場所へやってくる。
彼が健次を暗闇から引き出してくれる役割を担うことを単純明快に示す。
dude

dudeの感想・評価

3.7
心地良さよりか寄る辺ない浮遊感。たしか『ユリイカ』観た時も思ったが、もうちょっと何かくださいと思ってしまう。三輪車が喫茶店に投げ込まれてガラスが割れるところは良かった。段取りこそ欠けているが予感はあって、対話するより更に強い暴力を振るったほうが楽だろうという感じがこわい。
あちゃ

あちゃの感想・評価

4.6
カーテンが良い。黒沢清と違った面白さ、動線を乗り越えるというよりも、ショットを割ってリズムを作ったりするところがゴダールっぽい。ライクサムワインラブよりうまい窓割り
大野

大野の感想・評価

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さまよう俯瞰
カーテン
変態的編集
フレーム上手く使ってる
前を見ると光石研だし、後ろには鉄パイプあるし
トンネルの構造による奥行きは、ズームにより作られる違和感のある奥行きに似ている
ニルヴァーナになれる訳でもなく

閉鎖的な町に、行き場のないエネルギーを持った若者たちが狂気じみた暴力をふるう話


浅野忠信が、もう完璧に出来上がってて全然高校生に見えなかった
みり

みりの感想・評価

3.8
昭和天皇崩御と国鉄の分割民営化による労働組合の解体が起きた年の北九州が舞台。(ちなみに北九州市は青山真治監督の出身地)

母性への復讐と憧憬というアンビバレンス、健次の周りの女達を中心に展開する「サッド・ヴァケイション」とは対称的に父性の消滅が描かれている。
のは表向きで、その実この年に起こった右派にとっても左派にとっても衝撃だった出来事たちへのやり切れなさを示しているのかなーと。

両者とも父の死に直接立ち会ってないけど、父の死を信じられなくて、またはそれを切っ掛けに自棄になってるのは薄々気付きつつ足掻いてる。

でもその暴力の先に何も見えない。
「手遅れ感」を演出するものがたくさん散りばめられてたように思う。

NIRVANA(涅槃)のTシャツ、三輪車で割られた窓ガラス、音の出ないテレビ、壊れた電話、溶けたチョコレートパフェ、健次の父が病院で歌う「international」(←八幡製鐵所の鉄鋼労働者が歌ってた曲らしい)、逃げたうさぎなどなど。他にもあるのかもしれないけど。
時間の表現も焦燥感を煽るよね。

物だけじゃなくて安男は片腕だしユリは足が悪くて知的障害者だし秋彦は元いじめられっ子。
秋彦が起こそうとしてた同窓会での殺人って実際に似たような事件無かったっけ?

バッグから出てきた安男の右腕がミイラ化?してて白っぽくてゾッとした。

仮出所の安男が白い粉(おそらく薬物)をどこから手に入れたのか疑問が残った。
兄貴を殺した時かなと思ったけど組はもう解体したはずだし。

ヤクザっぽいものを描くことで安男がオヤジや組にまだ固執してたことを示したかったのかな?わざわざ健次に預けたのも理由が私はわからなかった。

「help me」を誰かに託しておきたかったのかな。ちょいちょい自殺図ってるし。

ロングショットだから表情が読み取りにくいしそもそも表情の演技が殆どない。セリフより環境音が多い。

凶器に使われたフライパンといい、セリフより環境音のが多く聴こえることといい、日常の中で突然起こった狂気が強調されてるように思う。

普段洋画を見ることが多いからか乾いた空気感とか情報量の少なさが新鮮だった。
シンプルなストーリーで疲れないし見やすいわりに、考察しようとすれば色々発見が出てくるのがよかった。

特に批判する所がないけど好き嫌いは別れるだろうなという感じです。
考察厨が作った映画という感じ。

あとこれは最大のネタバレなんですけど、ナポリタンが食べたくなります( 'ω')
こんなにも劇的なプロットなのに、なんでこんなに感情が死んでるんだ……

この映画が描いているのは北九州の若者たちのくすぶりの発露などではなく、むしろ鬱屈したエネルギーが「暴力によってすら発露されえない」ということを描いた作品なのでは。

暴力や死というものの虚無。だからこそhelpless。

中上健次が読みたくなる。
もた

もたの感想・評価

3.3
80分だけど、内容は60分くらいでした
諏訪太郎と伊佐山ひろ子の夫婦はよかった
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