常軌を逸した下ネタのてんこ盛りとロマンティックコメディをかけあわせるという荒技がなんとも不思議にマッチしている。この作品の大ヒットで以降この手の映画が量産されたらしい。自分には合わないだろうなとあまり見てこなかったけどけっこう笑えたので単なる食わず嫌いだったなと思って反省している。
あれほど犬をボコボコにするシーンを入れた作品は見たことがないし(もちろん実際の犬には危害は加えてはいないが愛犬家でなくともなかなかのギリギリシーン)特に障がい者がたくさんでてきたのが新鮮で(いわゆるステレオタイプの障がい者像じゃなく)いい人も悪い人もいて、そこに監督のポリシーが感じられたのも好印象だった。
ただし、メリーの性格設定にはちょっとひっかかるところがある。いいコなんだけど、胸を触らせたのとセクハラ発言にニコニコしてたのがどうにも。男から見たいい女ってことなんだろうなぁ。うーん。
