Ryoma

セイフティ 最高の兄弟のRyomaのレビュー・感想・評価

セイフティ 最高の兄弟(2020年製作の映画)
4.5
不遇な環境に置かれてもなお断ち切れない兄弟の強い絆と不条理でフェアではない世界でも決して堕ちることなく生き抜いた彼らの姿に胸を打たれた。実話に基づいているということや登場人物の多くの人の優しさに触れられたこと、それに、後半にかけて怒涛に押し寄せてくる周りの人の優しさの連鎖や状況の好転の連続にとてもほっこりしたし、久しぶりに結構泣いた。
生き辛い者を守るためやすべての人が平等に暮らしていくための社会制度が、実際には、みんながみんなカバーできていないのも事実であって…そんなときこそ、本作では、“ファミリー“と呼ばれていた存在のような利害関係なしで助け合える関係やそういう存在の尊さを実感したし、互いに想い合うことができる人の美点に改めて気付けた作品だった。
スポ根としてだけではなく、人と人の繋がりにも焦点が当てられていたのがよかったなと感じたし、自分も周りの人をより大切にしようと思わせてくれる予想を裏切らないディズニー配給も頷けるドラマチックな展開がよかった。
あまり関係ないけれど、アメフト🏈というと、当時個人的にとても好きだった週刊少年ジャンプの“アイシールド21“を思い出した。
Ryoma

Ryoma