遂に宇宙に上がったベルリ達メガファウナ部隊。
各陣営が集うキャピタルの頂上で明かされたのは、かねてから言われていた「宇宙からの脅威」、月の裏側のコロニー・トワサンガの存在。
トワサンガで権力を持つドレッド派閥は、地球へと入植しようと画策していたのだ。
技術力・軍事力に優れるトワサンガに対し、様々な思惑が渦巻く各陣営。
そんな中、記憶を取り戻したラライヤの案内で、ベルリとアイーダはトワサンガのとある場所へと案内される。
そこで2人を待ち受ける真実とは…
Gレコ劇場版の第3作。
ただでさえ複雑な勢力図は、トワサンガの出現により更に複雑になり、TV版と同じくやはりややこしくなる。
それぞれの集団・キャラクターの、最終目的は分かっても、今現在の目先の目的は分からない、そんな状態が多い。
特によく分からない点は、レイハントン家がベルリとアイーダを見つける為に、彼らにしか動かせないMS・Gセルフ(YG)を地球に送ったというところ。
たまたま2人が軍人になってて、たまたま2人に乗り込む機会が訪れたからよかったものの、そうじゃなければ一生見つかんねえんじゃないかな。
駅前とかにGセルフ置いて、シンデレラを探すように、一人一人乗せてみるのかな。
良かった点は、ラライヤの記憶を取り戻すくだりがTV版に比べて自然になっていた所。
というか、TV版がダメダメ過ぎた。
これは愚痴だけど、TV版は明らかに声優の声録りをしてから、シーンの順番を入れ替えて編集した形跡があり、シーンの繋がり的にも演技的にも非常に不自然だった。
個人的に全富野作品(一部しか見てないけど)のワースト部分だったから、修正してくれて嬉しい。
