おのちん

ボクたちはみんな大人になれなかったのおのちんのレビュー・感想・評価

2.0
原作読んだ人の感想も聞きたい

・原作の登場人物と主な出来事だけピックアップして自由創作した押井守方式でした。それで原作を越えてるならまだしも・・・

・人気脚本家の高田亮さんなのに、なんでこんなことに。変な逆行ギミックじゃなくて順目の普通のストーリーのほうがまだマシだった。

・主人公が人生ひたすらウジウジしてて、いいオッサンになってもまだ過去を振り返ってウジウジしててなんだかな。それは原作で主人公が全編通して湿度が高くてジメジメ湿っぽいからしたかないかもしれない。まあ、だから「大人になれなかった」と言い訳してるのですが。

・原作読んでここまでイメージと違うキャスティングの映画はめずらしかったです。

・主要キャストの関口とスーのイメージが特に違った。スーに至っては人物造形が悲惨だった。表面的にはもっとサバサバした人生割り切ってる風のはずが、自分の部屋の場面で仕事の電話取るの躊躇したり、ほんとはこんな仕事したくない風の悲しい表情したり、紋切り型のキャラすぎて謎がぜんぜんなくてかなり違和感。

・彼女はブスという設定ですが、伊藤沙莉ちゃんはもともとぜんぜんブスじゃない。

・原チャリでひっくり返るのは本当は雪が降ってて人で溢れ返ってる六本木の交差点なのだけど、あんなお台場の片隅みたいな寂しいとこでクラッシュしてもうちょっとなんとかならなかったのか。

・クルマで旅行したときの昭和の合成丸出し感はワザと狙ってるんでしょうか?

・蛇足:オザケンだけどうしてあんな大フィーチャー?オザケンの良さがわからない。フリッパーズではだめなのか。

・蛇足:当時あれだけブイブイ言わせてたMAYAMAXがいまどうしてるかネットで調べたけど消息不明でした。

・とにかくテーマも一本通したストーリーの柱も何もなく人が出てきては去って行って散漫すぎて、原作読んでなかったら30分でやめてました。

2021.11.12@ネトフリ
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