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ボクたちはみんな大人になれなかったのbowcatのレビュー・感想・評価

4.5
46のボクこと誠が人生を回想する
『ちょっと思い出しただけ』形式
でも、こちらが先みたい
でもって面白かったです

観ている途中に思ったのは
この映画の大人ってなんだろう🤔
大人と言ってもニュアンス多々
観終わって思った
夢見てた、目指していた大人像かな

いつからが大人ってないけれど
社会的には成人したらって建まえがあって
責任持ちなさいよ、と言われ
周りから大人扱いされるのが大人
自分で大人って言うのではない感じ

主人公のボクは文通で知り合ったかおりと出会う
ボクは21 すでに成人で大人カテゴリー
キミは大丈夫だよ、おもしろいもん
フツウを嫌う、かおりさん
若いときには有りがちだけど、それもフツウ
この彼女の存在が、彼の多くを作っているような
そんな気がしてならない
それだけ大切な人だったんだな…

円山町の奥まった所にあるラブホテル
そこだけ料金も安めでなんか隠れ家のような場所
そこでの初めての経験
何度も通ったそこでの時間
そこにいた二人の鼓動も匂いも感じた

時系列さかのぼり系なので
後半にかおり(伊藤沙莉)との話となって
盛り上がっていった感はあるけれど
個人的には真ん中の女性・ハーフらしきスーさんが
いちばん深みのある素敵な女性だったな
スーさんを追いかけなきゃだよ、マジで
最後のお相手・恵(大島優子)は悪くはないけど微妙

仕事の面でも仲間が仕事を変えたりしている中
誠はずっとテロップ作りを生業にし続け
会社も大きくはなったが、変化を求めていない
恵との結婚話も進められず、別れるハメに


タクシーに揺られ見る、車窓の景色
走馬灯のように甦る、過ぎてきた思い出
タクシーを止め、思い出の場所を確かめに行く誠
そのシーンはとても心に沁み入って
過去って振り返ってみると
美しく見えるよなぁと思ったbowcatでした

bowcat的には
自分のことにキチンと責任を取れれば
大人だと思います
責任逃れマンや誤魔化しマンは、お子ちゃまです
政界、財界にたくさんいらっしゃいますね🤗
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