主人公グオルの人生に圧倒された。
走らないと死ぬ環境。走り続けて守った命。
そして、守った命の先に到着ひたアメリカで、サポーティブな人たちに恵まれ、彼はオリンピック選手になった。
オリンピックに対し、懐疑的な想いに満ちたここ数年だったけど、彼がオリンピック旗をつけて走ったロンドン、南スーダンとして走ったリオオリンピックの映像を見て、国の代表として出る意味を再確認させてもらった。決してそれは現在のオリンピックを賛美するものではなく、スポーツ、そして。国の代表として、各種大会にでることの意味ではあるけど。
映画の中でも、南スーダンの問題をわかりやすく説明してくれ、理解の助けになった。
そして、映画を日常的にみれる環境にある人たちに、日々生命の危機が迫る人たちの人生をみせられることは、映画の力強い役割の一つだと思った。