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デストラップ/狼狩りのsymaxのレビュー・感想・評価

デストラップ/狼狩り(2020年製作の映画)
3.6
"パパは、森のどんな動物よりも強いのよ。狼なんて平気なのよ…"

奴が現れた…森の奥に住むジョセフ家族は、ハンターとして生計をたてているが、仕掛けた罠にかかっている筈の獲物が何者かによって喰い千切られていた…狼だ…

狼にとって、究極の獲物が自分たちである事を感じるジョセフは、一人森の奥へ奥へと進む…

そして、ジョセフは知る事になる…森に潜む怪物は狼だけでは無い事を…

非常にトンガった作品を好んで配給している非常にトンガった配給会社である"エクストリーム"のお眼鏡にかなった作品でありますから…当然、タダの動物パニックモノなんかじゃあありません…森にいるのは狼だけじゃあ無いんですよ…

ジョセフ一家は、一種世捨て人でありまして、一人娘のルネは学校には行かず、父から狩りの獲物の解体を教わっているという、中々の環境で育った子。

最大の脅威である狼が現れた事で、恐怖に陥る家族でありましたが、もっと厄介でヤバい恐怖の存在が徐々に明らかとなっていくのです。

そして…トンデモない展開が…そこにあるのは絶望なのか、それとも…

結構、突っ込みどころ満載ではありますが、私は好きです…何しろ"エクストリーム"が配給してるんで…今は亡き"映画秘宝"の読者だった方は、必ず気に入ると思います…私は創刊から廃刊まで読んでました…だから、本作は好き…ちょっと無理くり?

"ターミネーター3"で史上最も情けないジョン・コナーを演じたニック・スタールがキモ役で出ておりまして、なんか久しぶり〜って感じ…
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