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ブリックレイヤーのsymaxのレビュー・感想・評価

ブリックレイヤー(2023年製作の映画)
3.5
その男は、死んだはず…

ギリシャでアメリカ政府へ批判的な女性記者が殺された…

さもアメリカCIAの犯行見せかけて、世間の目を反米へ向かわせようとする手口に危機感を持ったCIAは、元CIAの工作員ビクター・ラディックの犯行と断定するが…ラディックはCIAによって殺されたはずだった…ラディックの次なる陰謀を止める為、CIAが依頼した男は…"レンガ職人"…

鑑賞予定の作品を全て観てしまい、これといって観たい作品が見当たらない…はて?どうしたモノかと困っていたら、そうそう"戦うレンガ職人"の映画があったなと鑑賞…

よく見たら、監督はレニー・ハーリン…そう80年代から90年代に掛けて、様々なアクション映画を作り出して来た男…しかも、アーロン・エッカートが主役という…

レニー・ハーリンは、"ダイ・ハード2"の成功をピークに、徐々にその面白さが減り続け、今やそれ程のネーム・バリューを持ってはいませんが、本作は、最近のレニー・ハーリン監督作のなかでは、面白い方の部類に入ります。

アーロン・エッカート演じるスティーブ・ヴェイルは、元CIAのエージェントでジャズ好きなレンガ職人というトンデモ設定からして、あざとく、いやらしいのですが、スパイモノとして及第点ではないかと思います。

既視感たっぷり目のストーリー展開とアクションに爆破…一定のレベルまでは到達していますので、何か観るモノないかなぁと探して鑑賞するのには丁度良いかと…拾い物の一本とまでは言えませんが…
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