Hokkaido

Mr.ノーバディのHokkaidoのネタバレレビュー・内容・結末

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から猫缶そして懐から子猫ちゃん登場!で引き込まれました。

然程たくさん観ていないので極めていい加減な個人の感想ですが、ニュージェネオヤジアクションとでも言いましょうか、所謂『肉体改造アクション』からの『肉体改造"壮年"アクション』そして『肉体改造"中年"オヤジ』世代、更に"イコライザー"デンゼルワシントンの『肉体改造?ちょっと位弛んでても無双ですが何かオヤジ』世代、そして遂には『家庭内ではとことんダメおやじ実は無双でしたオヤジ』アクションとは恐れ入りました。

冴えない親父シャツを着、妻の父親の会社の世話になり、毎度毎度ゴミ出し遅れ、まだ料理作ってるのに皆出掛けてしまい、家事もやっているのに妻から"ミスターガベッジ"迄言われ、ベッドにはベルリンの壁、、、
とこれでもか的な冴えないダメ親父っぷりの平凡単調凡庸な繰返し日常描写に、更にダメ押しのシロート強盗見逃しで、家族から警察から義弟からのチキン扱い、で底の裏まで落とし捲ってからの、
実は知る人ぞ知るアンタッチャブル、アウトローが、悪党どもをメッタメタに退治する、という展開がギャップと単純明快さとスッキリ感で、今は無き"遠山の金さん""水戸黄門""暴れん坊将軍"的カタルシスを得たい時にオススメかと思います。

しかもこの作品では、なんと痛快!後期?高齢者アクションまでもがトッピングされているので更におトク感があります。
全世界の平凡な毎日を悶々と送るオヤジ達更には爺様達には特にお薦めかと思います。


以下諸々、、、
・猫缶に加え缶切りを忘れずに持っていくのが素敵です。
・駄目オヤジでも大好きな愛娘がキュートです。
・"We need a cat."そうでしょうとも。
・"子猫ブレスレット"でブチキレるハッチが素敵です。しかも結局盗まれた訳じゃ無かったという。
・便利過ぎる瞬間接着剤ですが、シアノアクリレートは実際医療現場でも使われているのですよね。
・閑静な住宅地でドンパチやっているのに警察とか来ないの?とは思いますが、この辺りまで来るともう好きにやっちゃってちょーだい、というモードです。
・ヒーロー+70年代のマッチョクーペはもはやお約束でしょうか、"72年ダッジチャレンジャー"、作中でしっかり紹介されてました。
・地下室のスイッチパネルの下のもうひとつの隠しスイッチ、シビれます。
・良い義父さんで良かった。
・子猫ちゃん、よくぞあの修羅場を生き延びました。
・ラザニア、、、あれは美味しく出来たという事?それとも?
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