地味で平凡なオッサンが、じつは元◯◯◯で...みたいなパターンのやつ。
キアヌ「ジョン・ウィック」やデンゼル・ワシントン「イコライザー」、ジャッキー・チェン「ザ・フォーリナー」などの、よくあるパターン。脚本家が「ジョン・ウィック」の人らしい。
この手の作品は、地味な日常パートと、ド派手なアクションの落差とか、平凡な生活を望んでいた男がキレるまでの動機付けの部分とかが、うまく描かれてないと感情移入できない。
本作はそこが弱い。そもそもこのオッサンがキレる理由がよく分からない。悪役の掘り下げも、もうすこし欲しかったところ。観ているこっちまでムカついてくるような憎々しさがない。
その反面、後半のアクションには新機軸もあり、アツくなる。チームプレイもよかった。