ひさかた

モーリタニアン 黒塗りの記録のひさかたのレビュー・感想・評価

4.0
「フィレオフィッシュの伏線で泣ける」映画です!明日のお昼はフィレオフィッシュにします。

弁護士のナタリーは、知人からある人物の弁護をしないかという話をもちかけられる。その人物は、9.11の中心人物・リクルーターだという。しかし、彼は無実で拘留されていると力なく訴えていた。
果たして無実は真実なのか。

9.11。あまりにも多くの人が亡くなり、人々の記憶に恐怖と憤怒を植え付けたテロ。
これを防ごう、裁こうとするあまりに苦しめられた人々の記録。
非常に重いです。重いけど、目をそらしてはいけない。そらせない。それは、真実を追求するために行動している人がいるから。

テロとか法廷といった物語というよりは、人間の自由と正義が主題です。
自身の信じる正義を貫いた人たちに、善と悪があるのか。
ふかーく考えると重く悲しい映画ですが、映画として面白いです。
序盤のモハメドゥの行動に伏線がはられていて、彼はこの過去があったからこんなことを…と思いながら中盤〜終盤を観ると、なかなかくるものがあります。

あと、本映画を観賞するとフィレオフィッシュが涙で食べられなくなる恐れがあります。笑
次にフィレオフィッシュを食べる時は泣いてしまうかも…。
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