前髪メガネ

竜とそばかすの姫の前髪メガネのレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
2.5
結果ワールドワイドになり切れず。

高知県の自然豊かな田舎町。17歳の女子高生すずは幼い頃に母を事故で亡くし、父と2人で暮らしている。母と一緒に歌うことが大好きだった彼女は、母の死をきっかけに歌うことができなくなり、現実の世界に心を閉ざすようになっていた。ある日、友人に誘われ全世界で50億人以上が集う仮想世界「U(ユー)」に参加することになったすずは、「ベル」というアバターで「U」の世界に足を踏み入れる。仮想世界では自然と歌うことができ、自作の歌を披露するうちにベルは世界中から注目される存在となっていく。そんな彼女の前に、 「U」の世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる。

最近のスタジオ地図作品がなかなかハマらないのですが今回も抜けられず。

サマーウォーズ×美女と野獣。
曲は良い。背景画なども良い。仮想空間の雰囲気は凄いとは思うけど好みではない。
物語としては曲の為の映画で物語はとっ散らかり。
設定とかも2009年のサマーウォーズでは許されても2021年の今だと子供騙しに思えるような点も多く残念。12年経ってもっと身近になったインターネット環境にアプデし損ねてしまっている。
Uのデバイスは面白いのに活かし切れてもいない。
折角のアイディアに追いつけなかった感。
そして取ってつけたかのような無駄な青春風も蛇足。
声優も相変わらずの不自然さ。
なんでそんなにもわかりやすく美女と野獣をオマージュしたいのかも伝わってこなかった。

一個人としては好きじゃない作品。
前髪メガネ

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