伏線回収からが面白い！！
現在「１秒先の彼」が絶賛公開中ですが、そのオリジナルとなる台湾版。
今作は１秒先行くのが女性で１秒遅れるのが男性なんですね。
小さいころから１秒先を行ってしまう郵便局員のシャオチー。一方小さいころから１秒遅れてしまうバス運転手のグアタイ。ある日シャオチーはイケメンダンス講師と出会うも、出会って数日、ダンス講師から育った児童施設に居る少女の病気を治すため治療費が必要という話を聞く。ん～、ここですでに講師が胡散臭い。でも素直に信じるシャオチーは七夕の日にあるバレンタイン大会に参加し優勝して賞金を貰おうと講師に提案。
いよいよ七夕の日に大会に出向こうとするも朝起きたら７月８日。シャオチーは７月７日を無くしてしまった。何故７日が無くなったのか懸命に原因を探るのですが・・・。
これは設定が素晴らしいと思いました。前半はシャオチー、後半はグアタイ主で進んでいくのですが、シャオチーが伏線でグアタイが回収となって何故シャオチーの７月７日が無くなってしまったのかが徐々に分かってきます。
７月７日に何が起きたのか。シャオチーだけがになにかが起こったのか。
シャオチーとグアタイはどういった関係なのかも含め徐々に分かってからのあのラスト。あれは泣いてしまいます。特にグアタイの７月７日がラストの涙腺崩壊を手伝います。グアタイ、ちょっとストーカー気質が強よいですがｗ
「１秒先の彼」は宮藤官九郎さんが脚本なので今作よりも面白く仕上がっているかもしれません。でも今作もとても素晴らしいファンタジーなラブストーリーでした。
