磨

truth 〜姦しき弔いの果て〜の磨のレビュー・感想・評価

truth 〜姦しき弔いの果て〜(2021年製作の映画)
3.7
堤幸彦監督の50作目作品。

ある男性が事故で死亡し、その葬儀の夜に鉢合わせした[元ヤンシングルマザー、セレブ医師、美しい受付嬢]の3人の女性。その彼女たちの激しく姦しい本音バトルを描く会話コメディ。

きっかけは[受付嬢]役である女優・広山詞葉。彼女が文化庁の“文化芸術活動の継続支援事業”の存在を知り、同じくコロナ禍で仕事を失った2人の女優を誘って堤監督に相談し実現に至ったそう。予算は文化庁の助成金だけの700万円、2日間で撮影されたという脅威のインディーズ映画。
カメラや照明などのスタッフは「堤組」が参加し、お相手の男性役である佐藤二朗は写真と音声のみの“忖度出演”との事(笑)

様々な背景を鑑みると手放しで応援したくなっちゃうけど、それでなくとも普通にクスクス笑えて面白い。下ネタ満載だけど、ただ下品というわけでも無い絶妙な会話劇。タイトルもしっかりラストで回収。

好き嫌いは分かれそうだけど個人的には結構お気に入り作品。71分は無駄なくスッキリ。大手配給会社やスポンサーも無く、忖度なしで(佐藤二朗氏は出演理由は除く笑)監督や出演者の熱意で作ったからこそ面白い映画が作れたのかも?
国内の映画スタッフを集結させた嵐の映画の直後が本作というのも、この監督らしいと思う。