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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODYのmiiのレビュー・感想・評価

3.6
ホイットニー・ヒューストンのこの作品
やはり 彼女の伸びやかな歌に酔いしれる物語でした。

特に スーパーボールでの国歌斉唱は 彼女の声量がずんずん響いてきたくらい!
思わずご本人の映像も続けて観ちゃいました。
史上最高と言われた国歌斉唱を。

ホイットニーは ママの才能を受け継いだのですね。
母親のライヴで彼女にステージを譲った機転が講じて
スターダムにのし上がっていく。

しかし 彼女の父親との確執が
娘が築いた巨額の富による 彼の成金っぷりが鼻につく!
金の亡者により 蝕まれていき 潰されてしまったのが
近しい人たちによる事が 不憫でした。

歌う事に人種もジャンルも関係ないよ。
黒人らしくないという批判に反論する彼女の強さもあり
あのような力強い歌声が出る彼女なのに
段々と壊れていってしまった彼女が残念でならない。
48歳でこの世を去ってしまったなんて早すぎるわ。

ラストでのステージは 圧巻。
「ボヘミアンラプソディ」と同じ構成であったけれども
あちらの方が感動があった。

音楽業界の伝記ものは 薬物が絡んでくるものが多くて
光と影が描かれているね。
観ていると ここの部分でテンションが落ちてきちゃうんだよね···
忠実に再現しているのだろうけど
この辺りの描き方のバランスって 難しいね。
mii

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