娘の反抗期や借金、大病を患っても大丈夫なふりをする長女、完璧な妻を演じる次女、お酒に酔うことで現実から目を背ける三女。三者三様に家庭が崩壊しかけている三姉妹の絆の物語。
抑圧されて生きてきて、人生に行き詰まった女性が曝け出すどす黒い部分をユーモラスに描く
自分のコンディションの問題かもしれないが、あまり合わなかったというのが正直な感想。
韓国の作品だと登場人物が感情を爆発させることがよくある。本作ではそれがあまりピンとこないというか、感情に乗っかることができず置いてけぼり、逆に引いてしまうこともあった。
途中ウトウトして登場人物が叫ぶ声で起こされるというのも何回かあった。
ムン・ソリの演技は迫力あって素晴らしいし、作品としては面白いと思えるけど、次女の報復シーンとか見ていられない……
強すぎる家族内の関係性もあまり理解できず。そんなに最悪で面倒くさいと感じるなら、縁を切るなり、もう少し割り切った関係になればとドライな見方をしてしまった。
良かったのは『愛の不時着』で北朝鮮の人民班長を演じたキム・ソニョン。本作ではとても繊細な役どころで演技の幅を感じた。
もう少し歳を重ねてから見たら共感できるかも。