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しあわせのパンのRyuのレビュー・感想・評価

しあわせのパン(2011年製作の映画)
3.8
東京から北海道に移り住み、カフェ「マーニ」を営む水縞尚とりえの夫婦。そこには色々な事情を抱えたお客様がやって来る。

北海道の大自然、ずっと可愛らしい原田知世、優しさが溢れ出る大泉洋、そして美味しそうなパンや料理の数々。なんて平和な世界でしょうか。
主に3つのエピソードから構成される今作。夏、秋、冬 と、それぞれ訳ありなお客様がやって来ます。みんな色々あるけど、美味しい食べ物を食べて、水縞夫妻と話して、みんな良い方向へ傾いていきます。一つ一つのエピソードは短いし、事がキレイに運びすぎているので、冷める人は冷めるかもしれませんが、個人的にはハートウォーミングな作風は大好きなので、非常に癒されました。こういう素朴な味も良いですね。
好きな場所で好きな人と好きなことをして生きていく。決して楽な生き方ではないけど、間違いなく幸せな生き方のひとつではあると思います。今作の水縞夫妻を見て、そう思いました。
舞台となるカフェ「マーニ」も、可愛らしいインテリアとか、全体的に素朴な魅力があって、ホント素敵です。こんな所で、パンとコーヒーを味わってみたいなぁ。
リアリティとか深み みたいなものはあんまりないかもしれませんが、ハートウォーミングに振り切っており、ホッコリして、めちゃくちゃ心洗われる作品でした。
以前「そらのレストラン」を観たので、次は「ぶどうのなみだ」も観て、大泉洋の北海道企画制覇したいと思います。
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