相変わらず派手な映画で良かった。
物語パートよりアクションパートの方が多いんじゃないかと思うくらいにはアクションの度合いが濃く、素晴らしい。
今回いろんなゴタゴタがあり、どうなることかと思ったが蓋を開けてみれば心配の必要は一切無かったようで安心した。
アンバー・ハードの扱いも問題があった割には多すぎず少なすぎずで程よかったのではないだろうか。
結果として兄弟の物語としてかなり楽しめた。
そこにモンスターパニック映画要素も加わったりと、なんとも豪華な作品だった。
一作目の敵が味方に……というのは中々燃える展開で個人的に大好物なのだが、そこに兄弟の確執や関係の修復、『アクアマン』自体の王とはなんぞやというテーマを実に見事に落とし込めていたのではないだろうか。
この手の作品によくある他文明との共存も程よく触れながら、最後はしっかり『アクアマン』らしく締めるのが良かった。
ジェイソン・モモアのやんちゃな王様感は実にハマり役で、DCユニバースでもずっと応援していたのだがこれがラストと思うとなかなか寂しいものである。