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ビー・ジーズ 栄光の軌跡のメルのレビュー・感想・評価

ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)
4.0
私の中のビー・ジーズは♪マサチューセッツ、♪ホリデー、♪ジョークなどで、心に染みる様なロビン・ギブの声にコーラスが重なって一つに聞こえるあのハーモニーだ。

ディスコサウンドと言われた裏声で大ヒットした♪ステイン・アライヴの頃は、あのビー・ジーズも復活して違う時代に移ったんだなぁ…と遠くから眺めていた。

その後にまさか反ディスコ批判でレコードの廃棄や爆破で彼等までが根拠のない批判に晒されていたとは。

成功が大きければ大きい程その反動は何処かに現れるものなのでしょう。

表舞台から引き摺り落とされても、バーバラ・ストライサンド、ダイアナ・ロスなど名だたる歌手への楽曲提供はやはり実力の賜物。

今となっては1人残された長男のバリーが、「兄弟がいない現実を受け止められない」と呟く。
ビーチボーイズのブライアンと同じね。

「兄弟が戻るなら成功なんていらない」とも言っていたけど、それは成功を経験してその裏側も見たから、兄弟の絆の大切さに気付いたのではないだろうか。

ラストにエド・シーランが♪マサチューセッツを歌った映像が流れ、名曲はこうして歌い継がれていって欲しいものだと実感した。

期せずしてクラプトンのインタビューが見られたのはラッキー。
劇場公開を見逃していたけど、有難う!!U-NEXT。
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