メル

アインシュタインと原爆のメルのレビュー・感想・評価

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)
3.8
ヒトラーが台頭しユダヤ人への迫害が強まった頃、アインシュタインはドイツを脱出しイギリス、アメリカへと逃亡した。
その逃亡生活の中で彼が語った事や発信したメッセージなどで纒められた作品。

当時の映像が沢山出てくるので生々しく感じながら観た。

人間は作り出したものは使ってみたくなるものだ。例えそれが殺人兵器でも。

「平和と自由のために戦う」と言ってもその結果生み出されるのはいつも地獄。

どんな時代もそうだけど、排他的な愛国主義を声高に唱えるトップは信用ならない。

そして「新たな進歩は新たな疑問を生む」

プリンストン大学の高等研究所の初代所長がアインシュタインで、後にオッペンハイマーもその地位に就いたのは興味深い。

アインシュタイン役の俳優さん、雰囲気はよく似ていたのですが大好きだったTVシリーズのポワロの最終回のキャラクターのイメージが個人的に強くて(笑)時々現実に戻されたのが残念だった。
メル

メル