磨

人肉村の磨のレビュー・感想・評価

人肉村(2020年製作の映画)
3.2
捕獲した男は食料にし、女は繁殖の道具にする…という鬼畜一家の所業を描いた作品。この夏一番“変な期待値”の高かったカナダ発食人ホラー映画。

原題はBUTCHERS。こんな邦題でお察しの方もいるでしょうが、皆が愛してやまないTOCANA配給作品です。
“変な期待値”は当然的中し、中に描かれている物語は過去の何かで観たことのある展開の詰め合わせ(笑)

それとグロいことはグロいけど、その描写が微妙すぎてこういうの好きな人には物足りないと思う。なんだか食肉加工業者の作業の一端を見ているようで味気ない(それこそBUTCHERSか)
全体的にドキドキ感が感じられなかったのも微妙なところ。隙を見て逃げるシーンも多いが全てザルである(笑)

過去の同様の作品と違うのはラストの◯◯。これには驚いたが、あまりにも一瞬。もっと有効活用すれば違った魅力の作品になったのでは?とも思う。


貶してばかりだけど、このような映画を手放しで喜んだ記憶が無いので、こんなもんだろと言えば”決して高くないレベルで”こんなもん(笑)
映画館で、といえば微妙だけど、考え方を変えればそれなりに面白い…かもしれない。
磨