カニバでカーニバル‼️
映画で"人肉"と言えば、皆さんが思い浮かべるものは何でしょうか？
拘束具に身を包まれた狡猾で残忍な精神科医？
人皮のマスクで顔を覆って巨体で襲いかかる殺人鬼？
それとも、、
孤島の奥地でひっそりと獲物を待つ食人民族？
そう、何にしても人肉＝カニバなんです‼️
人肉という単語を出す以上はそれを食すという行為もセットで考える
そうじゃないと人肉を謳う意味がないように思うのです
ただ単の人体損壊はスプラッターの基本にしかならない…
人肉を喰らう描写がない(最後にふんわりと引きの画のみ有)本作はその時点で残念😩
原題『Butchers』を『人肉村』にしてしまう邦題命名が最大の間違いかも
どこかで観たことのある展開
始まってからずっとどこかで観たことのあるシーンの連続
どの作品かに絞って徹底的にオマージュしてリスペクトを込めてるんですよという愛情の込め方はありだと思うのだけど
変にオリジナリティというか何というか
メタ的な視点を持たせずにずっと本格スプラッターやってます！というテイストでやるのがあんまりだった
ある種古くからある教科書をなぞらえているだけなのでどうしても退屈してしまう
加えて大した盛り上がりもないのがすごく残念
抑えたゴア描写
捌かれる腕、車内に撒き散らされる血
間接的にしか描かない
直接的なハードな描写が全然ない
それではいくら何でもインパクトに欠けてしまう
セリフでひたすらバックボーンを匂わせるからドラマ部分に厚みを持たせる方向に舵を切るのかと思いきや
過去のパーソナルなドラマを描かない
どうしたいのだろうと思っちゃう
完全な人肉不足である
今月公開の『食人雪男』はどうだろう？
